ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

気高き皇子の愛しき奴隷
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気高き皇子の愛しき奴隷

著者:
御堂志生
イラスト:
白崎小夜
発売日:
2014/10/03
価格:
620円(税抜)
 

今は抱かれていればいい。

「おまえのすべてを私に捧げろ、ならば願いを聞いてやる」敵国の皇子アスラーンに国民と家族の救済を訴えた王女エヴァンテは、彼の出した条件に従い奴隷エヴァとして彼に仕えることに。約束を守ってくれた彼に感謝し心酔するエヴァは、無垢な身体を捧げ、熱く求められることに喜びを感じていた。だが、信頼の気持ちを伝えるたびに彼の顔には苦悩が滲む。その苦しみを癒したいエヴァだったが、彼の隠していたある残酷な真実を知り――!?

登場人物紹介

エヴァンテ

エヴァンテ

小さな島国の元王女。国民と家族の命を救うために、敵国の皇子アスラーンの奴隷となる。

アスラーン

アスラーン

大帝国の第二皇子。兄に何度となく命を狙われ、疲れきり生を諦めようとしていたとき、エヴァンテに出会う。

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「ここを出るときがきたら、わたしを連れて行ってください。どこまででもお伴します」
「本気で言っているのか?」
「はい。わたしの命はアスラーン様のものです。だから……あ、んんっ」
 前触れなく抱き寄せられ、唇を奪われた。
 何度も何度も押し当てられて、エヴァは目を閉じたままになる。激しい口づけに息苦しさを感じつつ、天地すらわからなくなるほど翻弄された。
「エヴァ、おまえという娘はどれだけ私を翻弄すれば気が済むんだ?」
 アスラーンの呟きは、彼女が思っていることとは逆だ。
「そんなこと……」
 ないと言いたいが、アスラーンの指先が性急に上衣を脱がせようとするので、そちらに気を取られてしまう。
「ダメです……あちこち結ばれて、首飾りや胸飾りも服の上から巻かれているので、無理に外したら壊れてしまいます。それに、脱いでしまったら、ひとりでは着られません」
「女官を呼んで着せてもらえばいい」
「できません、そんな……ここで何をしていたか、知られてしまいます」
 エヴァは顔を真っ赤にして言い返した。
 だが、その真剣さが今ひとつアスラーンには伝わらなかったらしい。彼は「だったら……」と前置きすると、とんでもないことを言い始めたのだ。
「スカートの下は腰に巻いた下穿きだけだろう? なら、それを脱いで、おまえから私の上に跨ってみろ」
「む、無理です。わたしに、そんなこ……あ、やぁっ!」
 アスラーンはスカートを太ももの位置まで捲った。
 明るい光が射し込む中、エヴァの剥き出しになった脚がいっそう白く輝く。その白い肌の上をアスラーンの指が動き、ゆっくりと撫でながら隠れた部分に滑り込んでいった。
「あれもできない、これも無理だ、などと我がままな娘だ。おまえは私の奴隷……いや、妃になったんだぞ。逆らうなど言語道断だ」
「は……い、すみ……ま、せん、んん……ぁ、やぁっ」
 膝の上で横抱きにされた格好のまま、三日前、アスラーンを知ったばかりの場所に指を押し込まれた。膣内はまだかすかに痛みを覚える。無理に捻じ込まれたら、余計に身体は硬くなってしまう。
「まだ濡れてないな。初夜はそんなにつらかったのか?」
「そういうわけでは……」
 どんな痛みも、アスラーンに与えられるものなら苦痛ではない。
「今日はすんなり入るよう、ゆっくりほぐしてやる。たとえば、ここはどうだ?」
 指を抜かれてホッとしたのもつかの間、親指と人差し指でキュッとを抓まれた。その瞬間、エヴァの身体に落雷を受けたような衝撃が走る。
「やぁ……やだ、やぁーっ!」
 口を閉じ、アスラーンのカフタンを握り締める。
 二度三度と繰り返されると、最初のときのような衝撃は薄れていく。だが、今度は足元からじわじわと、快感が這い上がってきた。
 初めての交わりで、彼の唇や指先から与えられた悦び。それはエヴァを初めての高みへと押し上げてくれた。彼自身を受け入れたときは痛みを伴ったが、その直前まで恥ずかしいほど蜜を溢れさせていたのだ。
 彼女の身体は少しずつ、あの夜の感覚を思い出していく。
「本当は胸も可愛がってやりたいところだが、脱がすなというなら仕方がない。この部分だけでも充分に楽しませてやろう」
「わ、わたしは……いいです。アス、ラーンさ……まが、楽しんで……あっ」
 エヴァの思いは浴室で奉仕していたときと同じだ。
 少しでもアスラーンの役に立ちたい。彼が至福を得るための手助けをしたかった。
 首筋に唇を押し当て、軽く吸いつかれる。熱が少しずつ髪の生え際に近づき、そのまま耳朶が彼の口に囚われた。
 その直後のこと。ヌルッとしたものを外耳に感じ、エヴァは背筋がゾクリと震えた。
「あ……やぁ、やだぁ……耳に、耳の中にぃ……入って」
 彼に悦んでもらうつもりが、その行為はエヴァにとっても悦びに繋がるのだ。このまま身を委ねてしまっていいものかどうか、アスラーンに尋ねるわけにもいかない。
 そのとき、下腹部にも侵入を感じた。
 花芯を激しく愛撫しながら、蜜窟に中指を挿入してくる。先ほどと違い、エヴァの躰はスルリと奥まで彼の指を受け入れた。
「ほら、入ったぞ。痛くはないだろう?」
「だって……指は、ほ、細いから……」
「たしかに。だから、上に乗れと言ったんだ。おまえが平気なところまで腰を下ろし、膣内のいいところに押し当てればいい」
 耳のすぐ傍でアスラーンのささやきが聞こえる。
 クチュクチュと小さな水音が広間に響く。エヴァはその音が広間の外まで届かないように祈りながら、彼の指が蜜壁を擦り上げた瞬間、新たな悦びに下肢を戦慄かせた。

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