ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

奪われた婚約
  • yondemill

奪われた婚約

著者:
朝海まひる
イラスト:
藤村綾生
発売日:
2013/08/03
価格:
600円(税抜)
 

欲しいって言わせたくなるよね。

睨まれるとぞくぞくして、君を支配したくなる――。伯爵令嬢のスティラは、いつも自分だけをいじめてくる幼なじみ、伯爵子息のフレイと衝突してばかり。ある日、スティラは公爵から求婚される。名家との良縁に喜ぶスティラだが、それを知ったフレイに突然純潔を奪われて――。処女でないとばらされたくないよね? と微笑みながら脅し、何度も体を求めてくるフレイ。怯えるスティラだったが、彼の行動の裏にある事情を知って……?

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登場人物紹介

スティラ

スティラ

気の強い性格の伯爵令嬢。自分ばかりをいじめてくるフレイと喧嘩ばかりしている。

フレイ

フレイ

スティラの幼なじみの伯爵令息。外面はいいが、スティラに対してはいつも意地の悪いことを言ってきて……。

お試し読み

「──っ、ふふ、ほら。全部はいったよ、スティラ」
 結合の深さを知らしめるように、呑み込まされた場所を揺さぶられる。
 目一杯開かされた内腿にフレイの腰骨が当たるがのがわかり、スティラは絶望にも似た恐怖に身を震わせた。
 脈打つように、ずきん、ずきん、と膣が痛む。
「っ、あ……あぁ……い、た……ッ」
「ああ、可哀想に。初めてだから仕方がないんだよ、スティラ」
 慈しむようでいて、スティラを憐れむことに酔った指先が、眦に滲んだ生理的な涙を拭う。それを甘露のように口に含みながら、フレイは酷薄に笑った。
「でも大丈夫。すぐに僕の形に馴染むさ」
「──ッ」
 唐突に始まった律動に、スティラは為す術もなく揺さぶられるしかなかった。馴染みきれずに強張っていた内側を、張り詰めた欲望によって容赦なくかき混ぜられる。
「ひっ、うッ──くっ…………あ、あ!」
「痛いって泣いていいんだよ、スティラ。きっとその方が早く気持ちよくなれる」
 抜けるほど腰を引いては強く押し込み、張りだした部分を受け入れさせられる感触を何度も味わわされる。
 スティラは必死に腰を引こうとしたが、その度に容赦のない力で引き戻された。
「っ、はぁっ、あっ──さい、ていッ、よ……フレ、イ!」
 燃えるような目つきで睨んでも、すべてがフレイの青い瞳に呑み込まれてしまう。
 それでもスティラが抵抗をやめずにいると、不意打ちで胸の先端を抓られた。
「あぁ!」
 雷に打たれたかのような痺れが四肢に散り、びくりとスティラの体が跳ねる。強張った体は反動で弛緩し、ほんの僅かの間、無防備になった。
 その隙を逃されるわけがなく、奥深くに雄を呑み込まされる。
 子宮口を穿たれ、スティラは身悶えた。
「ひぁっ、あっ!」
「僕に組み敷かれてるくせに罵ってくる君は、すごくそそる。ほら、気持ちよくしてあげるから、僕に犯されて喘ぎなよ」
「っあ、やぁっ、あぁ──ッひ、あぅ!」
 深く押し込まれるたびに、あられもない声がスティラの唇から零れる。
 最初は苦しいばかりだったのに、一度無防備に呑み込まされてしまったからか、徐々に痛みが麻痺しつつあった。
 肉壁を擦られる刺激が、腰に甘い痺れを起こさせる。
「あっ、ン、ふ──こん、なっ──っ」
「やらしい蜜がどんどん溢れてくる。僕に無理矢理犯されてるのに、気持ちいいの?」
 スティラは淫乱だねと嬉しそうに囁いて、フレイが耳殻に歯を立てる。そのまま舌を耳穴に押し込まれ、スティラは脳内を犯す水音に身震いした。
「やっ、……やめて、やっ──あ、ぁっ」
 腰を打ちつけられる度に、ぞく、ぞく、ぞく、と悪寒が背筋を駆け抜ける。それが官能だと理解できず、スティラは重くなっていく下腹部に恐怖した。
 自分の体が自分のものではないような感覚が、ただひたすら恐ろしくなる。
 どこか奥の方からじわじわと迫ってくる波の気配に、スティラは怯えた。
「っ、──は、はぁっ、フレイ……こ……こわ、……こわいっ」
 無自覚に零した言葉に、フレイの瞳が甘やかに蕩ける。そんなことになど気づきもせず、スティラは導かれるままにフレイの背にしがみついた。
「可愛い、スティラ。奥に出してあげるから、もっとちゃんとしがみついて」
 歌うように囁いて、フレイがスティラの体を引き寄せる。
「ひんっ」
 押しつけられた腰にあられもなく脚を開かされたスティラは、埋められた熱塊を強く締め付けた。
 圧迫を無視して、律動がより激しくなっていく。
 奥を穿たれる度に意識が少しずつ上に引っ張られていくような感覚を味わわされ、スティラは身悶えるままに喘いだ。

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