ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

監禁
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監禁

著者:
仁賀奈
イラスト:
天野ちぎり
発売日:
2013/02/20
価格:
600円(税抜)
 

それは甘く脆い、砂糖菓子の檻。

とつぜんの事故で両親を失ったシャーリー。残った家族は、甘えたがりの双子の弟ラルフただひとり。亡き両親のかわりに弟を守ろうと決意するシャーリーだったが、彼に恋人ができたという噂を耳にして、ひどく動揺してしまう。許されないとわかっているのに、彼への想いは膨らんでいき、ついには淫らな夢に囚われるようになるのだが……。これは本当に夢? それとも――。『虜囚』と同じ物語を姉のシャーリー視点で描く、sideA。

登場人物紹介

シャーリー

シャーリー

他人を疑うことを知らない清らかな少女。双子の弟ラルフを溺愛している。

ラルフ

ラルフ

シャーリーの双子の弟。 独り寝を嫌い、いつもシャーリーのベッドに潜りこんでいる。

お試し読み

『本当は僕としたいくせに……。嘘つきだね』
 肉びらごと花芯をクリクリと擦り立てられ、堪らないほどの愉悦が下肢から迫り上がっていた。
「……違う、違う……っ、したくなんて……な……」
 熱い媚肉が左右に開かれ、隠されていた陰部を指で掻き回され、ガクガクと腰が痙攣する。とめどない愉悦に翻弄されているシャーリーの乳房を掴みあげ、男はふたたび固く尖った乳首を唇で咥えた。
『ほら、ここ。舐められたら、腰を振っちゃうのに』
 ねっとりとした舌がヌルヌルと上下に動かされると、敏感な尖りは身体中に痺れを走らせてしまう。
「……やぁ……っ、やぁ……んっ」
 ひどく感じてしまう場所を、巧みな指と熱く濡れた舌で同時に弄り回される感触に、頭の芯が霞み始めていた。
 このままでは蕩けてしまう。シャーリーは、男の熱と舌で、すべてドロドロに、跡形もなく消されてしまう。
 そんな不安と愉悦に、身体が、そして心が翻弄されていく。
「……ん、んぅ……っ、はぁ……、あぁ……、あぁぁっ!」
 リネンの上で腰を浮かせ、ガクガクと身体を引き攣らせながら絶頂を迎えたシャーリーを、男は舐るような眼差しで見つめてくる。
「はぁ……っ、はぁ……っ、も……もぅ……、許して……」
 夢ならもう覚めて欲しかった。それなのに、今夜の夢も執拗で、いつまでも覚めてくれない。
『こんないやらしい身体なんだから、舐められるだけで、満足できるわけがないよね』
 そう言いながら唇を塞ごうとする男から、シャーリーは顔を背けた。
「いやっ」
 そのままリネンにしがみ付いて、背中を向ける。
 一刻も早く逃げたくて、リネンを強く掴み這うようにして、必死に男から離れる。だが、半脱ぎになったナイトガウンの襟を掴まれ、腰まで引きずりおろされてしまう。
『こっちも舐めて欲しいなんて。かわいいよくばりさんだね』
 剥きだしになった背中に、ツッと濡れた舌が這う。火照った肌から滲み出す汗を舐めとり、チュッと吸い上げられる。
 啄まれるたびに、ゾクゾクと背筋が震えてしまって、力が抜けてしまいそうだった。
「ちがっ、舐めてなんて言ってな……、くぅ……ん、んぅっ!」
 懸命に否定するシャーリーを責めるかのように、後ろから強く胸が掴まれた。
 固く尖った乳首が、指の腹で挟まれ、揉みあげられていく。
 指の腹に薄赤い突起が擦られるたびに、鈍い疼きが身体を駆け巡った。
「はぁ……っ、ん……ぁ、あふっ」
 シャーリーは仰け反りながら、熱い吐息を漏らす。赤い唇を開いて、卑猥に蠢いた赤い舌を伸ばすと、物欲しげな喘ぎが漏れる。
『言ってなかった? じゃあ、心が望んだだけってことだね』
 その言葉は、シャーリーをさらに淫らな女だと貶めるものだった。
 違う。涙に濡れた瞳を切なく細め、背けることで否定した。とつぜん痛いぐらい顎が捕まれ、熱い吐息が首筋にかかり、そのまま柔らかく歯を立てられる。
「……ひ……ぃんっ!」
 シャーリーは痛いのに感じてしまって、リネンの上で、腰を揺らしてしまう。
 なんども甘噛みされた後、震える肌を優しく舐め上げられた。ねっとりと肌を這い上がる熱く濡れた感触は、次第に首筋から耳の後ろへと伝っていく。
「……ふ……あ、あぁっ」
 耳を唇に咥えられ、舐めしゃぶられ、そして耳奥を抉られる。その淫らな口淫と舌遣いに腰が抜けそうになった。
「も、もう……無理……、耳も舐めちゃ……、や……ぁ……」
 濡れた声は、蕩けるように甘くて、まるで誘っているようにしか聞こえなかった。まるで別人のような艶めいた声に、いっそう泣きそうになる。
『なにが無理なの? 感じ過ぎて僕が欲しくなるってこと?』
 男はいじわるな言葉を囁きながら、シャーリーの下肢に手を這わせてきた。じっとりと濡れた陰部を開き、ふっくらと膨れた花芯をクリクリと擦りつける。
「いやぁ……っ、そこ触っちゃ……、いや、いやぁ……っ」
 鋭敏な突起への愛撫に、シャーリーは衝動的にガクガクと身体を揺すりたてた。
 ヌルついた液を擦りつけるように、優しく強く花芯を捏ね回され、激しい疼きが子宮にまで響いていく。
『いやらしくお尻振りながらそんなこと言われても、誘っているようにしか見えないのに。素直に挿れてって、言いなよ。熱く濡れたここ、ぐちゃぐちゃになるぐらい貫いて、……気持ちよくしてあげる』
 愉悦を身体中へと駆け巡らせる淫らな肉粒を指先で弄びながら、誘うような声で迫られる。しかし、どれだけ淫蕩に耽った夢に囚われていても、頷けるわけがない。
「ち……、違う……、ほ、……本当……に……いや……っ、なの……」
 しゃくり上げながら訴える。息は乱れてしまっていて、苦しいぐらいだ。
 リネンにしがみ付いて快感に打ち震えながらも、懸命に矜持を捨てようとしないシャーリーに、悪魔のような誘惑が迫ってくる。
『欲しいくせに』
 聞くものすべての理性を蕩かして、肉欲の坩堝に引きずり落とすような、甘く淫らな囁き声が聞こえる。やがて、熱く濡れそぼった蜜孔を、二本の指が貫いた。
「んんぅっ」
 狭い肉襞が左右に押し開かれ、ヌチュヌチュと粘膜を嬲るように掻き回された。ヒクリと物欲しげに震える襞から、トロリと甘い蜜が伝い落ちていく。
『なか、……熱い……。挿れたい……。ねえ。……我慢したくない。……もう、抱いてもいいよね』

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